イラク:トランプ大統領が米軍兵士殺害に対する報復攻撃を許可(1)
2020年03月13日付 al-Quds al-Arabi 紙


■トランプ大統領は米軍兵士2名の殺害に報復する権限を米軍に与える。ヒズボラは有志連合を脅かす

【バグダード:本紙】

イラクのタージー基地(バグダード北部)に駐留するアメリカ軍とイギリス軍に対する攻撃、またイラク・シリア国境付近のイランに忠実なシーア派部隊に対する攻撃は、イラクが数日以内に経験する可能性がある危険な緊張状態を示唆している。水曜日の夕方、アメリカ軍が駐留しているイラク軍のタージー基地(バグダード北部)に18機のカチューシャロケットが撃ち込まれ、アメリカ人兵士とイギリス人兵士がそれぞれ1名、アメリカ人スタッフ1名が死亡した。この攻撃に対し、26名のイラク人戦闘員が「おそらくは」有志連合による空爆によって殺害された。この空爆はイラク・シリア国境付近にある親イラン民兵組織の複数の拠点を標的とするものであった。

タージー基地の爆撃に関連し、米国のマイク・ポンペオ国務長官は自身のツイッター上で「今日(昨日)の、イラクのタージーキャンプ基地に対する致死的な攻撃が容認されることはない」と述べた。また英国のドミニク・ラーブ筆頭国務大臣は電話の中で「これらの攻撃の責任者たちは(自らの責任を)清算しなければならない」と強調した。

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( 翻訳者:木戸 皓平 )
( 記事ID:48661 )