イラク:米国がカタイブ・ヒズボラの拠点に対する爆撃を発表(1)
2020年03月13日付 al-Quds al-Arabi 紙


■米国はヒズボラの拠点に対する爆撃を発表、米軍は兵士3名の殉職を嘆く

【バグダード:本紙】

イラク軍が昨日金曜に発表した内容によれば、同日早朝、イラクにおける(「ペンタゴン」が言うところの)親イラン派民兵組織を狙った米国の爆撃により兵士5名と民間人1名が死亡した。イラク軍は声明の中で、死亡者の中には兵士3名と衛生兵2名が含まれ、他にも11名のイラク人戦闘員(うち数名は重傷)が負傷したと述べた。また、死亡した民間人はカルバラー付近で建設中の空港内で働く調理師であり、他にも1名の民間人が負傷したという。

同空港の広報責任者であるガズワーン・イーサーウィー氏は、調理師の死亡を認めたうえで、空港が物理的被害を受けたと付言した。また同氏は「5基のロケット弾が空港内の管理施設に着弾した結果、物的損害が起き、18台の車両が破壊された」と述べた。

共同作戦司令部は、米国による攻撃がもたらした、イラク国内の「治安状況の緊張・悪化」という結果について警告した。また、声明の中で「この攻撃がタージー・キャンプを標的とした敵対的行動に対する報復であるとする主張は根拠を欠く口実であり、状況の緊張化につながるものだ」と述べた。

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( 翻訳者:木戸 皓平 )
( 記事ID:48670 )