イラク:米国がカタイブ・ヒズボラの拠点に対する爆撃を発表(2)
2020年03月13日付 al-Quds al-Arabi 紙


■米国はヒズボラの拠点に対する爆撃を発表、米軍は兵士3名の殉職を嘆く

【バグダード:本紙】

米国国防省は、カタイブ・ヒズボラが所有する5つの武器保管倉庫を標的にしたミサイル攻撃を行ったと発表し、これらの攻撃は「防御的」な行動であり、有志連合に対するヒズボラの攻撃能力を低下させることを目的とするものであるとした。また、声明の中で「米国はイラクのカタイブ・ヒズボラの施設に対する精密な防御的攻撃を行った。これらの攻撃は、『生来の決意作戦』連合軍に対して将来的に攻撃を行う同組織の能力を大きく低下させることを目的とし、5つの武器保管倉庫を対象とした」と述べた。

とりわけ中東・中央アジアで活動している米中央軍司令官は「我々はあらゆる段階において作戦が成功したと考えており、もたらされた損害規模に非常に満足している」と語った。

ケネス・マッケンジー司令官は、今回の攻撃はドローンではなく戦闘機によって行われたと明らかにした。さらに「数字はまだ判明していないが、副次的損害は非常に限られたものだと考えている」と付言した。また、「繰り返すが、これらの防御的攻撃は、イランがカタイブ・ヒズボラに提供する先進的通常兵器を破壊することを目的としていた。米国は、有志連合軍が駐留する在イラク基地に対する直接的かつ意図的な攻撃に対応するため、自衛という観点から行動を起こしたまでである」と述べた。

(後略)

最初に戻る

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:木戸 皓平 )
( 記事ID:48672 )