シリア:国連がコロナウイルスに関して警告する中、トルコ軍はイドリブのパトロールを行う(1)
2020年03月23日付 al-Quds al-Arabi 紙
■国連はコロナウイルスの壊滅的な影響に関して警告する。トルコ軍はイドリブ付近の「M4」道路でパトロールを継続。
【ダマスカス:本紙】
シリア北西部イドリブおよびその周辺地域の住民は、18日にわたり、比較的穏やかな状況に置かれている。トルコ軍は、アレッポとラタキアを結ぶ国道上での軍事パトロールを続けており、これにロシアは参加していない。こうした活動は、イドリブ県および国内の諸地域における新型コロナウイルス蔓延がもつ壊滅的・潜在的影響に関する国際的な警告の中行われているものである。
国際連合の国連政治問題担当事務次長であるローズマリー・ディカロ氏は、イドリブ県および国内の諸地域における新型コロナウイルス蔓延による壊滅的・潜在的影響について警告した。同氏によれば、イドリブの複数の現地筋が、今週開催された複数の会議において、イドリブおよび国内における全体的な新型コロナウイルス拡散のリスク、そしてこれがもたらしうる壊滅的な影響について語ったという。
「国際団体による検査の遅延」
ディカロ氏はTwitter上の投稿において、ウイルスの拡散を防止するため「すべての当事者」に対する「自制」およびイドリブにおける戦闘行為の停止を呼びかけた。
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( 翻訳者:木戸 皓平 )
( 記事ID:48706 )