シリア:国連がコロナウイルスに関して警告する中、トルコ軍はイドリブのパトロールを行う(2)
2020年03月23日付 al-Quds al-Arabi 紙


■国連はコロナウイルスの壊滅的な影響に関して警告する。トルコ軍はイドリブ付近の「M4」道路でパトロールを継続。

【ダマスカス:本紙】

これに先立ち、シリア暫定政府のマラーム・シャイフ保健大臣は昨日、シリア北部における対コロナウイルス計画の支援における世界保健機構(WHO)の遅延を批判していた。同氏は同様に、コロナウイルスが人口過密地帯に拡散される可能性について警告を行っていた。

これに対し、トルコ人道支援機関である「IHH」に属する複数のチームは、シリア北部の難民キャンプにおける数千人の居住者に対する健康診断を実施した。アナトリア通信とのインタビューの中で、同団体のシリアにおける活動の広報責任者であるサリーム・トゥースーン氏は「我々は難民間での啓発キャンペーンを開始し、彼らに対しコロナウイルスに関する情報やこれを防止する手段の提供を始めた」と語った。また、難民の多くがこうしたキャンプに暮らしており、ウイルスが彼らの間で蔓延した場合甚大な被害がもたらされることを指摘した。

同氏は、同機関に属する複数のチームがキャンプで暮らす数千名の人々に対する医療検査を実施したことを明らかにした。彼らは同様に、(キャンプで暮らす)全ての避難民の家庭に対し、1カ月間にわたって消毒具材を含む支援物資の提供が実施され、こうした援助を受けた人員が3万人に上ることを指摘した。

(後略)

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( 翻訳者:木戸 皓平 )
( 記事ID:48707 )