パレスチナ:イスラエルはシュアファート難民キャンプ閉鎖を警告(1)
2020年03月22日付 al-Quds al-Arabi 紙


■イスラエル占領当局は西岸とガザの通行所を閉鎖し、シュアファート難民キャンプの閉鎖を警告、そして同キャンプの住民を「コロナ」危機に直面させる

【ラーマッラー:本紙】

イスラエルの占領当局は、イスラエルと西岸、ガザを結ぶ全ての通行所を閉鎖した。これはコロナウイルスの拡大を封じ込めるために投じられた計画の一環として行われたものであり、占領当局は同様にシュアファート難民キャンプの閉鎖と、占領下のエルサレムにある同キャンプの住民の移動禁止措置を検討している。これは、10万人のパレスチナ人から一切の医療サービスをはく奪し、彼らをキャンプ内のウイルス危機に直面させることを意味する。

閉鎖令に従って、当局は、次の告示まで商業従事者や労働者、その他の許可書を持った人々に対するイスラエル領土への立ち入り禁止を決定する。医療や看護分野の労働許可を持つ人々、また「ブネイ・アタールート」工業地域内の複数の必須産業の労働者の一部はこの決定の対象から除外され、例外的な人道・医療事例に関しては質的な調査がなされる予定である。

占領当局が述べたところによれば、イスラエル国内の承認地区に存在するパレスチナ人労働者らは、パレスチナ地域に戻ることなくイスラエル内に留まることを強制される。また占領政府は、感染症の拡散を防止するため、パレスチナ人労働者らがパレスチナ領内に戻った場合は再度イスラエルに入ることは許されないと指摘している。

(2)に進む

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:YA )
( 記事ID:48713 )