イラク:イスラーム国はコロナウイルスを利用し再起を図る(1)
2020年04月09日付 al-Quds al-Arabi 紙


◾︎ポリティコ:イスラーム国はコロナウイルスを利用しイラクにおける再編成を画策する

【ロンドン: 本紙】

イスラーム国はコロナウイルスによってどのように給餌されているのだろうか?ワシントン近東政策研究所のマイケル・ナイツ研究員は、雑誌「ポリティコ」に掲載された記事の中で「世界は閉ざされ、増加している死者数や経済的損失ばかりを数えているが、イラクから遠く離れた地域ではイスラーム国が新たな生活を享受している」と述べている。

COVID-19が同地域に拡散する前まで、イスラーム国に対抗する有志連合軍は親イラン派集団の攻撃によって自己防衛姿勢を取ることを強いられていた。しかし有志連合はもはや、イラク軍による隠れたイスラーム国の細胞組織の捜索計画を支援する少数の専門家を除いて派遣することはなくなった。

アメリカ人兵士2名とイギリス人兵士1名が死傷した3月11日のロケット攻撃は、ジハーディストとの戦いにおけるアメリカのイラク人への支援に混乱をもたらした。そして、新型コロナウイルスが流入した。

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( 翻訳者:武田ほのか )
( 記事ID:48826 )