イラク:イスラーム国はコロナウイルスを利用し再起を図る(2)
2020年04月09日付 al-Quds al-Arabi 紙


◾︎ポリティコ:イスラーム国はコロナウイルスを利用しイラクにおける再編成を画策する

【ロンドン: 本紙】

3月19日、有志連合とNATOはウイルス感染拡大を理由に訓練と軍事行動を二ヶ月間停止することを決定した。また3月29日、フランス、オーストラリア、スペイン、イギリス、ポルトガル、ニュージーランド、オランダは自国の訓練官のほとんどをイラクから撤退させた。これに平行し、アメリカは3月の最終週のうちにモースル、カーイム、カヤーラ、キルクーク、タカッドゥムにある前哨基地から自国の部隊を移した。

大部分のアメリカ軍部隊は、アイン・アサド基地やアルビール空港といったイラク内に残る数少ない保護下にある基地に配備された。両基地には現在、イランのミサイルが再び到達することを防ぐため、アメリカが最新のミサイルシステムを提供している。イランは、バグダードでイラン革命防衛隊コッズ部隊のカースィム・スレイマーニー司令官が殺害されたことを受け、1月11日に米国に対するミサイル攻撃を実施していた。

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( 翻訳者:武田ほのか )
( 記事ID:48827 )