シリア:国内の新型コロナウイルスの治療に新たな可能性(1)
2020年04月06日付 al-Quds al-Arabi 紙


■シリア当局はコロナウイルス治療薬「クロロキン」生産に必要な有効成分を中国から入手することを求める

【ダマスカス:本紙】

シリアの複数の医療筋は本紙に対し、シリア当局がコロナウイルスの治療用として最近認可され「ヒドロキシクロロキン」の名で知られている薬の生産において用いられる主要な化学物質の到着を待っていると明らかにした。同複数筋は、保健省に認可されたシリアにおける複数の製薬会社が、多くの国内都市(とりわけダマスカス、アレッポ)の研究所内でクロロキン錠剤の生産を開始し国内市場に投入するため、有効成分の供給に関する協定を結んだと述べた。

これらの製薬会社は、クロロキンを生産するための有効成分の価格が急激に高騰したことに悩まされている。これはコロナウイルスが蔓延し、影響がほとんどの国に拡大したことを受け、同物質に対する国際的な需要が過去数週間以内に高まったことが理由である。また(国内の)製薬会社は中国のヒドロキシクロロキン生産会社と有効成分の供給をめぐって協定を締結したが、ヒドロキシクロロキンは1週間以内に到着、現地でこれを使った薬の生産が開始され、市場に投入されることが決定されている。

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( 翻訳者:山下綾華 )
( 記事ID:48851 )