シリア:国内の新型コロナウイルスの治療に新たな可能性(2)
2020年04月06日付 al-Quds al-Arabi 紙
■シリア当局はコロナウイルス治療薬「クロロキン」生産に必要な有効成分を中国から入手することを求める
【ダマスカス:本紙】
これに関連し、同複数筋は本紙に対し、シリア当局が限られた量のヒドロキシクロロキンを入手し、これがコロナウイルス感染者のみに治療を提供する病院や医療センターに割り振られたこと、およびこれが市場には出回らなかったことを示した。
これら情報筋は、シリアの製薬会社はクロロキンを生産するための有効成分が中国から到着してから10日以内に適切な量のクロロキンを生産することができることを指摘しており、その成分は近日中に到着することが想定されている。
シリア保健省は以前、ヒドロキシクロロキンを用いた薬をマラリア治療のために生産していたが、2016年に同国におけるマラリアが根絶されたため、この生産を停止していた。このため、製薬を専門とする医師の一人が本紙に述べたところによれば、シリア当局はいかなる問題もなく同薬を生産し、完全な治療および技術的な方法を実施する上での経験を積んでいる。
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( 翻訳者:山下綾華 )
( 記事ID:48852 )