シリア:驚愕、トルコ在住のシリア人が新型コロナで死なない理由(1)
2020年05月09日付 その他 - al-Durar al-Shamiya 紙
■ギュゼルベイ教授が在トルコ・シリア人の間で新型コロナウイルスによる死亡例がない理由を明かす
【ドゥラル・シャーミーヤ】
トルコの元当局者が本日土曜日、トルコに住むシリア人の間で新型コロナウイルスによる死亡例が存在しない理由を明らかにした。
ガズィアンテップ市の前市長であるアスム・ギュゼルベイ博士は、国境付近の諸地域に住むシリア人が新型コロナウイルスによって死亡しない理由が、彼らがいわゆる集団免疫を獲得したことにあると述べた。
ウェブサイト「Olay Medya」が掲載した内容によると、新型コロナウイルスに関しシリア人の症例が少ない事実について尋ねられた際、ギュゼルベイ教授は以下のように回答した。「国境地域、すなわちガズィアンテップとハタイの間に分散したキャンプには約80万人のシリア人が暮らしており、彼らの多くはコロナウイルスに感染したことに気付かないまま、ウイルスによる集団免疫を獲得した。彼らは1月から2月にかけ、自身が通常のインフルエンザに罹ったと思い込んでいたのだ」。
同サイトによれば、シリア人による新型コロナウイルス感染は3月以来11例しか記録されておらず、罹患者のうち9人は治療を受けた後すでに回復しているという。残る2人に対しては依然として治療が行われているが、ガズィアンテップ市では新型コロナウイルスによるシリア人の死亡例はいまだ存在しない。
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( 翻訳者:木戸 皓平 )
( 記事ID:49062 )