イラク:ロシアからの帰国者らが各対応に関する不平を唱える(1)
2020年05月11日付 al-Quds al-Arabi 紙


■ロシアから帰国したイラク人たちは旅費負担およびと検疫における劣悪な環境に不平を唱える

【本紙:バグダード】

新型コロナウイルスのためロシアから帰国したイラク人学生の多くは、彼らが検疫期間中に置かれている劣悪な環境と、モスクワからバグダードまでの旅費の負担に関し不満を述べた。

あるロシアの大学の医学部に属する1年次の学生は、当局から尋問される恐れから自らの身元公開を拒否し、以下のように述べた。「イラクに住む私の家族が400米ドルの復路航空券の代金をバグダードの旅行代理店に支払った。しかし、通常そのような航空券の値段は300米ドルにも満たない」。

同氏の語った内容によると、彼の友人の一人は自身が教育を受けていたロシア国内の都市から首都モスクワに移動するため追加費用を支払った。

同氏は以下のように明らかにした。「私たちはモスクワに到着した後、4月29日に予定されていたバグダード行きの旅程がキャンセルされたことに驚いた。これは不安かつ恐ろしい状態をもたらした。なぜなら、モスクワは感染症の流行において最も危険な地点だったからだ」。

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( 翻訳者:本多香奈 )
( 記事ID:49078 )