イラク:ロシアからの帰国者らが各対応に関する不平を唱える(2)
2020年05月11日付 al-Quds al-Arabi 紙


■ロシアから帰国したイラク人たちは旅費負担およびと検疫における劣悪な環境に不平を唱える

【本紙:バグダード】

さらに同氏の話によると、彼らの多くは「首都や感染症流行地域の特徴に詳しくなかった」。

同学生はある種の「学生間の連帯意識や手ごろな価格でホテル宿泊を可能にする便宜」について話し、「私たちのほとんどは所持金を移動や食事、その他に関することに費やし、友人から借金をしたものも複数いた」と語った。彼と同様に個人名の非公開を望んだ別の学生は、本紙に対し以下のように説明した。「モスクワで私たちの苦難を深刻化させた最も重要な要因は、私たちの帰国の旅程を決定し、その後日程を遅らせたイラク航空によるずさんな管理体制である。航空会社は日程延期の理由に関し、危機管理対策室の承認を事前に得ていなかったからだと述べた。そして、彼らが私たちの帰国についての提案を危機管理対策室に遅れて提出した後、私たちはそれが承認されるのを待たなくてはならなかった」。

同氏は加えて以下のように述べた。「危機管理対策室は、私たちが4月30日に帰国することを認可し、イラク航空が旅程を延期したことにより予約がキャンセルされた人々に対し再度予約を行うよう求めた」。

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( 翻訳者:本多香奈 )
( 記事ID:49079 )