イラク:ロシアからの帰国者らが各対応に関する不平を唱える(4)
2020年05月11日付 al-Quds al-Arabi 紙


■ロシアから帰国したイラク人たちは旅費負担およびと検疫における劣悪な環境に不平を唱える

【本紙:バグダード】

同氏が指摘した内容によると、ホテル内で(検疫に)割り当てられた部屋は「普段は2人用のものだった」が、「ホテルの管理部は(一部屋の収容人数を)4、5人に増やすため、元々小さいそれらの部屋を改装した」という。

同氏によれば、その後3日が経過したのち「国家安全保障局の職員は帰国者の多くを故郷の県に帰した」が、「各県における2週間の検疫期間が終了してからパスポートと身分証明書を各々に回収させることを目的とし、それらの返却を行わなかった」という。そのため、彼らは「2週間経過したのち、パスポートとその他の身分証明書を受け取るためバグダードの国籍総局に再度出向かなければならない」という。

同氏は以下のように明らかにした。「県の当局者らが講じる衛生措置は、私たちに対する消毒措置や健康診断が行われたバグダード空港やバグダード・ホテルにおけるそれよりも非常に優れたものだった。私たちは病院で入院している人から感染することを恐れている。私たちが運び込まれた部屋には検疫下にある人々がいる。彼らには咳が多く出るなどの症状が現れているが、残念なことに、マスクを着用していない。つまり私たちは彼らからウイルスに感染する可能性があるということだ」。

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( 翻訳者:本多香奈 )
( 記事ID:49107 )