シリア:シリアにおけるフランスの委任統治についての研究(4)
2020年05月24日付 al-Mudun 紙
■西洋はどのようにしてアラブから民主主義を奪ったか(シリアを例に)
【N.P:本紙】
トムソン氏によると、イギリス人やフランス人は、どのアラブ人も自治政府に対する「準備ができていない」と述べつつ、委任統治体制を採用するよう当時の国際連盟を説得した。またこれは隠れた植民地支配の形態の一つであり、その後これらの管轄権は国々の間で互いに分割されたのだという。
パレスチナでは、イギリス人がシオニストによる植民地化プロジェクトに関連する多額の支出のために管轄権を行使した。そしてシリアとレバノンでは、フランス人がある種の「残虐な」戦術を使うと決意していた。その戦術とは、彼らがアルジェリアやその他の場所で、誕生したばかりの自治体制を抹消し、そこでのフランスの専制を課すために、何十年にもわたって用いてきたものである。
イギリス人は友人であるファイサル王子に、彼自身による王制の夢を何処かで実現することを約束した。そして彼は最後にはイラクの王になった。彼らと共に活動したその他のシリア・ナショナリストの一部は、投獄されるかフランス人の手によって殺された。他の人は他のアラブの国に逃げた。
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( 翻訳者:大西由莉 )
( 記事ID:49181 )