シリア:シリアにおけるフランスの委任統治についての研究(5)
2020年05月24日付 al-Mudun 紙


■西洋はどのようにしてアラブから民主主義を奪ったか(シリアを例に)

【N.P:本紙】

ビデオ対談の中で、トムソン氏はクワント氏と1920年の憲法を起草したグループの主要メンバーの1人がたどった軌跡について詳しく議論した。彼はレバノンのリベラル・イスラミスト作家・思想家のシャイフ・ラシード・リダーである。彼はエジプトで、西欧の政府が憲法統治の中でいかに彼の期待を裏切ったかに対して怒り、これはのちにハサン・バンナーがムスリム同胞団を創設するにあたっての主要な着想の源となった。

しかし1920年の憲法それ自体については何が起こったのか。トムソン氏にとっては、これは解決しなければならない最後の謎であった。なぜなら、そのコピーを見つけることは困難だったからだ。しかし、彼女はフランス、イギリス、ジュネーブ、ベイルート、ワシントンやその他の場所における綿密な文献調査の後、自身が真正の初版コピーとみなし、148章からなるものに着手することに成功した。

トムソン氏は、フランス人による1920年の憲法に関する本の描写に驚愕している。その本は国教がイスラームであるとしているが、実際はそうではなかったからである。

(6)に進む

(4)に戻る

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:大西由莉 )
( 記事ID:49221 )