シリア:英紙「アサド大統領は最も深刻な課題に直面している」(2)
2020年06月14日付 al-Quds al-Arabi 紙


■サンデー・タイムズ紙「アル=アサドはもっとも深刻な課題に直面しており、ロシア政府はこれに疲れてしまっている」

【ロンドン:本紙】

中東研究所に所属する経済アナリスト・研究者であるカリーム・シアール氏は以下のように述べている。「(シリアの)経済状況がもたらした6か月間にわたるアサドの人気の低下は、内戦の期間を通して実現されてこなかったものであり、これは驚きの事実である」。

同紙は、米国による制裁措置、COVID-19の蔓延、レバノンの経済崩壊といった要因が重なったことがシリアにおける経済崩壊の原因であると指摘した。この経済崩壊によって、 シリアの通貨は影響を受け、現在60パーセントの価値の下落を記録している。

ダマスカスの商店は先週中に閉店し、シリア・ポンドの価格が上昇するまでの間、商品を保管し始めた。人々は食料を購入するため長時間並んだが、その後、購入可能な米の量がわずか1キロに制限されていることに気付くのだった。

(後略)

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( 翻訳者:木戸 皓平 )
( 記事ID:49322 )