イラク:国防省はペシュメルガと合意に達する(1)
2020年07月09日付 al-Sabah al-Jadid 紙
■係争地の奪還を開始する
【スレイマニヤ:アッバース・イルクーズィー】
イラク国防省は、テロとの戦いにおける共同作戦の調整および紛争地帯に暮らす住民とその財産の保護をめぐり、ペシュメルガ省との合意に達した。
ペシュメルガ省の事務総長であるジャバール・ヤーワル氏は本紙に対する声明のなかで、同省は「調整および安全保障協力のための委員会」と、安全保障と特定軍事に関する複数の議題をめぐりこれまで3回にわたる会談を実施しており、そのうち最後のものが先週バグダードで行われたことを明らかにした。同氏によれば、両者は会議中、ペシュメルガ軍事部門とイラク連邦軍の間での相互の調整・協力を目的とする拠点の設立を含む合意に達した。また時を同じくして、紛争地帯では(両者による)軍事作戦・活動が実施されていたという。
ヤーワル氏によれば、こうした拠点はディヤーラー県、モースル県、サラーフ・アッディーン県とキルクーク県の四つの県に設立され、紛争地帯におけるダーイシュ(イスラーム国)の分子と彼らの活動に対して実施される作戦の監督および調整を担うことになるという。
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( 翻訳者:横尾 龍汰 )
( 記事ID:49503 )