チュニジア:リビア国境の軍事体制を強化(1)
2020年07月18日付 al-Quds al-Arabi 紙
■リビア国境の軍事体制を強化
【チュニス:アナトリア通信】
チュニジアのイマード・ハズキー防衛大臣は、同国が「例外的かつ危険な状況を考慮しつつ、リビアとの国境沿いに軍隊を配備することで注意・警戒態勢を強めた」と述べた。
公式通信社が報じたところによると、これは同氏が金曜日にチュニジア東部ナブール県の陸軍士官学校における学生コース訓練を監督した際、同氏によってなされた発表の中で言及されたものである。
ハズキー氏は、「国への潜入を試みる頻度の増加が確認されており、これに対しては完全な厳格さと専門性によって対応がなされるだろう」と指摘した。
加えて「国境地帯は軍事緩衝地帯であり、そこにおいて、法律は軍に対しこのような現象に対応するためにあらゆる手段を行使することを許可している」と述べた。
アラブ諸国や欧米諸国の支援を受けるクーデター軍司令官ハリーファ・ハフタル氏の民兵は長年にわたり、石油に富むリビアにおける正統性と権力をめぐり、国際社会に承認された同国政府と争っている。これは広範囲の物的損害に加え、民間人の間での死者や負傷者を発生させている。
(2)に進む
この記事の原文はこちら
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:佐伯麻実 )
( 記事ID:49571 )