イラク:国境なき医師団がシンジャール郡の現状に関する報告書を発表(1)
2020年08月10日付 al-Quds al-Arabi 紙


■国境なき医師団は検疫と外出禁止、貧困がヤズィーディー教徒たちの絶望を倍増させたと述べる

【バグダード:本紙】

「国境なき医師団」はシンジャール郡におけるヤズィーディー教徒たちの状況と、新型コロナウイルス感染症の流行を背景とした外出禁止令の施行による、彼らの苦難について検討した報告書を公表した。

この報告書は、コロナウイルスの蔓延を予防するためイラク全土において課された外出禁止令についてのものである。同報告書は、シンジャール郡の住民の大部分が失業者であり、貧困ライン以下の生活を送っているとし、これらの措置が彼らの経済状況と日常生活、および彼らの精神衛生に「深刻な影響」を与えたとの見解を掲載した。またCovid-19によって労働者たちも職を失い、家族を養うことができないまま自宅待機を強いられているという。

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( 翻訳者:横尾龍汰 )
( 記事ID:49722 )