シリア:3つの勢力地域の境界線が6か月で深化(10)
2020年09月06日付 その他 - Aawsat.com 紙
■シリアで3つの勢力地域の境界線が6か月で深化
国際・地域的合意と”コロナ”、ダマスカスの経済危機によって
【ロンドン:イブラーヒーム・ハミーディー】
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脆い停戦…忍耐強く
過去2年の間、イランとロシアの支援を得る政府軍はイドリブ、ハマー郊外、アレッポ、ラタキアを含む「北部三角地帯」への幾度とない攻撃を開始し、ハマー北部とアレッポ西部まで進軍した。さらにアレッポ‐ダマスカスの高速道路を開通させ、サラーキブを支配した。同地域における「緊張緩和」に関し、ロシア-トルコ間でソチ合意が結ばれていたにもかかわらず、である。
しかし、1月末にシリア政府がイドリブ南部のマアッラト・ヌウマーンを支配した後、トルコ軍は2月にシリア北西部において前例のない形で攻勢を強化し始め、ジュスール・センターによれば「戦車、装甲車、砲兵、ミサイル兵の支援を受けながら、トルコ武装部隊の精鋭とされる数千人の特殊部隊をシリア領土内に送り込んだ」。多くの情報源が述べるところによれば、トルコ軍はシリア北西部において政府軍が軍事作戦を継続することを「妨害する」ため、1万2000人以上の兵士と数千台におよぶ戦車・装甲車をイドリブ県とその郊外に展開した。
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( 翻訳者:馬場響 )
( 記事ID:49863 )