レバノン:バアブダ宮殿での会談が終了、新政府に関する最新動向(2)
2020年09月15日付 Al-Nahar 紙
■バアブダ宮殿における会談が終了した後、新政府組閣に関する最新状況...「シーア派コンビ」が躍進へ
【ベイルート:本紙】
大臣ポストを得ることによるシーア派コンビの躍進が実現すれば、「アマル」や「ヒズボラ」が財務大臣ポストを主張したように、残りのブロックが大臣指名を受けるための扉が開かれることになる。
本紙が入手した情報によると、開発・解放ブロックの代表団はアウン大統領に対し、彼らが新政府および財務省において大臣指名を受けることを求めていると伝えた。また彼らは任命された首相や各大臣の指名について合意を行う準備ができているとも述べたという。
大統領府の情報筋は以下のように述べた。「大統領は新政府形成における共同作業者であるが、彼は政府の成功や議員たちが十分な信任を得られているかについての懸念を持っている。大統領は各ブロック間に存在する多大な相違点を確認したため、その解決を支援することを試みた。さらに、新政府が議会における投票にかけられた際に信任を得られないという事態を避けるため、同様の問題を解決するにあたって有用な青写真を描き出すことを試みた。大統領が行ったのは、彼の権限、さらには憲法上の責務のうちの行動である。大統領は憲法の庇護者である。これに反するものはすべて、無知と欲望によって作り出された政治的言説にすぎない」。
同筋は「アウン大統領は終了した協議の結果を分析し、それについて任命された首相と話し合う予定である」と続け、「(結論を出すにあたって)特定の期限は存在しないが、期限に限りがないというわけではない」ことを明らかにした。
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( 翻訳者:木戸 皓平 )
( 記事ID:49892 )