イスラエル:ハアレツ紙が空爆の犠牲となったガザの67人の子どもの写真を掲載(1)
2021年05月27日付 al-Quds al-Arabi 紙


■「ハアレツ紙」が、同国の戦闘機によって殺害されたガザ地区の67人の子どもの写真を掲載

【ナザレ:本紙】

イスラエルの「ハアレツ紙」は昨日水曜日(26日)、イスラエルのメディアとしては異例とも言える動きを見せた。直近のイスラエルによるガザ地区への攻撃で犠牲となったパレスチナの子どもたちの写真を掲載したのである。

同紙は、イスラエルの公式見解に与するいくつかの悪質な報道に関わっていたが、一面の見出しには「ガザで殺された67人の子どもたち...これが戦争の代償だ」と書かれていた。

これに対しユダヤ人で共産党のオファー・カシフ議員(「合同リスト*」所属)は「犠牲者一人ひとりに名前があり、物語がある」と評した。

「ハアレツ紙」は水曜日、複数の写真や内容とともにこれを報じたが、多くのイスラエルメディアはそれらを闇に葬った。同紙の報道は、毒々しい他者への憎悪に満ちたムードの中で、一種の「世間の風潮に逆行する動き」のようである。


*合同リスト:イスラエルのアラブ系政党連合

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( 翻訳者:吉岡珠実 )
( 記事ID:50043 )