イスラエル:ハアレツ紙が空爆の犠牲となったガザの67人の子どもの写真を掲載(2)
2021年05月27日付 al-Quds al-Arabi 紙
■「ハアレツ紙」が、同国の戦闘機によって殺害されたガザ地区の67人の子どもの写真を掲載
【ナザレ:本紙】
「ハアレツ紙」のこの報道は、イスラエルの戦闘機によって殺害されたパレスチナの子どもたちの悲劇とはいかなるものか、その実例を提示している。ハマーダくん(13才)とアンマールくん(10才)は下校していた。ヤヒヤーくん(13才)はアイスクリームを買いに出かけていた。またアミーラちゃん(6才)、イスラームくん(8才)、ムハンマドくん(9ヶ月)の遺体は、自宅の瓦礫の下で発見された。さらに、同紙は記事の中で「67人の子どもが、直近の戦闘中にガザで殺害された」と付け加えた。なお、この戦闘は今月5月10日に始まり、11日間続いていた。
また、(亡くなった子どもたちの)父親たちは心境を明かしてほしいと頼まれると、その多くが静かに「これがアッラーの意志だ」と答えた、と同紙は明かした。そして「子どもたちは医師や芸術家、リーダーになりたがっていた」と語ったという。
ガザ地区へ激しい集中攻撃が行われ、それに応戦して抵抗勢力がイスラエルの複数の街へミサイルを多数発射した後に、イスラエルとガザ地区のパレスチナ抵抗運動グループとの間で先週金曜日(21日)未明に停戦が発効した。なお、イスラエルによるパレスチナへの攻撃で287人が犠牲となり、その中には69人の子ども、40人の女性、17人の高齢者が含まれる。また被害者数は8900人以上にのぼる。一方、抵抗勢力はイスラエルの攻撃に対し同国へのミサイル発射で応酬し、13人のイスラエル人が犠牲となり、数百人が負傷した。
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( 翻訳者:吉岡珠実 )
( 記事ID:51118 )