イラク:国内児童の40%が貧困とコロナ感染の危機に晒されている(2)
2020年11月21日付 al-Quds al-Arabi 紙
■ユニセフ「イラク国内の児童の40%が貧困とコロナ感染に晒されている」
【バグダード:本紙】
ユニセフとその協力機関によって実施された最新の評価によると、「貧困に陥り、権利を失う危険性のある児童と青年の数は5人に1人から2人へと、すなわち国内児童の40%へと倍増した」ことが明らかになった。また、「その要因として、失業や家族に対する財政の圧力が増加していること、教育やヘルスケアへのアクセスの欠如が挙げられる」ことが指摘された。
ユニセフは報告書の中で以下のように述べた。「イラクは子どもの権利条約を批准しており、全ての児童があらゆる権利を行使できること保証している。この権利の中には健康や安全、自由、教育、清潔な水、遊び(へのアクセス)の権利が含まれる。そして、現在我々は、イラク国内における感染症の意図しない影響の結果として、これらの権利の多くを喪失する危機に晒されている少年少女の数が驚くべき速度で増加していることを観測している」。
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( 翻訳者:田川知佳 )
( 記事ID:50215 )