イスラエル:パレスチナ人らがシームゾーンへの無許可立ち入りに関する請願書を提出(4)
2021年01月22日付 al-Quds al-Arabi 紙


■イスラエルは高齢のパレスチナ人が分離壁の先にある彼ら自身の土地へ立ち入ることを禁じている

【本紙:ナザレ】

クッフィーン村のザヒーヤ・サバーフ氏の事例もある。サバーフ氏は1963年以来、父親から受け継いだ3ドゥナム(3000平方メートル)の土地を所有しており、そこで豆や大麦、オリーブを栽培している。請願書が詳述するところによると、サバーフ氏は自身の土地に立ち入る許可が降りるまで、2019年の1月から2020年の4月まで1年4ヶ月以上待たなければならなかった。彼女はそれまでの間、占領軍が引き起こした面倒ごと、あるいは彼らによって自身の土地の所有権を立証するよう再三にわたってなされた要求に直面しなければならなかった。

HaMokedのジェネラルマネージャーであるジェシカ・モンテール氏は以下のように述べている。「占領下西岸地区の内部における分離壁建設およびパレスチナ人に対し分離壁以降の土地を封鎖する決定は、占領下西岸地区の約10%に当たる地域への立ち入りを禁止されているパレスチナ人住民の移動の自由を完全に侵害している」。

モンテール氏は続けた。「イスラエルが占領下西岸地区内の壁を壊し、(シームゾーン立ち入りの)許可制度を廃止するまで、同国は同様の禁止決議(の対象)から高齢者を除外する必要がある」。

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( 翻訳者:安井日寧子 )
( 記事ID:50561 )