イスラエル:パレスチナ人らがシームゾーンへの無許可立ち入りに関する請願書を提出(1)
2021年01月22日付 al-Quds al-Arabi 紙


■イスラエルは高齢のパレスチナ人が分離壁の先にある彼ら自身の土地へ立ち入ることを禁じている

【本紙:ナザレ】

57歳から74歳のパレスチナ人5人が、NGO「HaMoked—個人防衛センター」を通してイスラエル最高裁判所に請願書を提出し、高齢者に対し特別許可を取得することなく分離壁の先の地域(通称:シームゾーン)に立ち入る権限を与えるよう求めた。

この請願は、55歳以上のパレスチナ人がシームゾーンへの立ち入るには特別許可が必要な一方で、「48の土地」(1948年にイスラエルによって占領された土地)へは許可なく立ち入り可能であるという、「占領国」イスラエル当局が課している条件を背景としている。またイスラエルによる許可の発行処理の停止や延期は、対象者に対して多大な苦しみを与えているだけでなく、シームゾーンに存在する彼らの土地の耕作能力に損害をもたらしている。

請願書は、高齢を理由として個別の許可の取得なしに48の土地への立ち入りを許可されている高齢のパレスチナ人が、同様に占領下の西岸に位置するシームゾーンにも自由に立ち入るための権限の要求を含んでいる。

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( 翻訳者:安井日寧子 )
( 記事ID:50543 )