ミャンマー:軍事クーデターの後、少数派を待ち受ける運命とは(1)
2021年02月02日付 その他 - Arabic Post 紙
イスラーム教徒民族であるロヒンギャの村をパトロールするミャンマー軍兵士たち(AFP通信より転載)
イスラーム教徒民族であるロヒンギャの村をパトロールするミャンマー軍兵士たち(AFP通信より転載)

■ミャンマーにおける軍事クーデターの後、イスラーム教徒ロヒンギャやその他の迫害下にあるマイノリティを待ち受ける運命とは?

【アラビックポスト】

アウン・サン・スー・チー氏(同氏の政党は直近選挙で圧倒的多数の票を獲得したが、その結果は軍によって否認されていた)率いる国家上層部の逮捕とともに、ミャンマー軍が文民政権に対して実行した軍事クーデターの後、同国少数派のロヒンギャやその他の迫害下にあるマイノリティについて多くの疑問が生じることとなった。とりわけ、過激かつ血生臭い指導者層によって突き動かされてきたミャンマー軍は、数十年にわたって日常的にロヒンギャを迫害し、彼らに対して残虐行為を働いてきたからである。

世界でもっとも抑圧されているマイノリティ…なぜロヒンギャはこのような境遇に置かれているのか

ミャンマー軍はこれまで長期にわたって、過激派仏教徒グループとともに、イスラーム教徒のマイノリティであるロヒンギャを抑圧し、追放してきた。国連の報告によると、ロヒンギャは世界でもっとも抑圧されている少数民族である。

イスラーム教徒の少数民族であるロヒンギャは、過去にビルマと呼ばれていたミャンマーにおいて、何十年にもわたって迫害や虐殺に晒されてきた。同国では大多数の国民が仏教を信仰しているが、その数約130に達するさまざまな少数民族が暮らしている。

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( 翻訳者:木戸 皓平 )
( 記事ID:50798 )