ミャンマー:軍事クーデターの後、少数派を待ち受ける運命とは(2)
2021年02月02日付 その他 - Arabic Post 紙
ロヒンギャに対して残虐行為を行った軍指導部を擁護してきたアウン・サン・スー・チー氏(ロイター紙より転載)
ロヒンギャに対して残虐行為を行った軍指導部を擁護してきたアウン・サン・スー・チー氏(ロイター紙より転載)

■ミャンマーにおける軍事クーデターの後、イスラーム教徒ロヒンギャやその他の迫害下にあるマイノリティを待ち受ける運命とは?

【アラビックポスト】

ロヒンギャ民族は、イスラーム教徒国家であるバングラデシュとの国境にある、国内でもっとも肥沃な地帯であるラカイン州を出自としており、これが彼らの信仰する宗教がミャンマーのその他の人々と異なる理由である。またその他にも、ロヒンギャは15世紀にこの地域に辿り着いたアラブ人、トルコ人、モンゴル人の兵士や商人を祖先とすると伝えている歴史的資料も存在する。

ロヒンギャがイギリス人植民地主義者らとともにミャンマーににやってきたという主張に関して、同国の軍事政権、特に仏教過激派ナショナリスト運動である969運動の支持者らは、イスラーム教徒少数派を迫害することを決定し、彼らを植民地時代の遺物であるとみなした。

ビルマ軍はロヒンギャに対する迫害と権利はく奪を早急に確立した

1982年、ビルマ軍のニー・ウィン司令官ははロヒンギャの国籍をはく奪し、ミャンマー国内の約130の少数民族にはそれを維持することを許した。そのため、多くのロヒンギャは彼ら自身の歴史的な故郷において無国籍となってしまった。

(中略)

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( 翻訳者:木戸 皓平 )
( 記事ID:50801 )