ミャンマー:軍事クーデターの後、少数派を待ち受ける運命とは(4)
2021年02月02日付 その他 - Arabic Post 紙


■ミャンマーにおける軍事クーデターの後、イスラーム教徒ロヒンギャやその他の迫害下にあるマイノリティを待ち受ける運命とは?

【アラビックポスト】

国連スポークスマンのステファン・ドゥジャリク氏は、以下のように付け加えた。「キャンプに収容されている数万人のロヒンギャは、ラカイン州内を自由に移動することができない。また彼らの、基本的な医療、教育サービスへのアクセスは極限まで制限されている」。また「そのため我々は、昨今の出来事が彼らの状況をさらに悪化させてしまう事態を危惧している」と述べた。

1962年の軍事クーデター以来、ミャンマー軍は武力を用いて国家を支配してきた。そのため同国は国連および米国による制裁下にあり、その状況は国際的に排斥されている国家である北朝鮮のそれと非常によく似ている。

昨年、現在軍によって拘束されているアウン・サン・スー・チー指導者は、国際司法裁判所においてビルマ軍による残虐行為を不愛想に擁護した。彼女はロヒンギャに対する「軍の不適切な武力行使の可能性を排除することはできない」としつつも謝罪の兆候を見せることはせず、裁判所側による大量虐殺の意思に関する結論が「不十分かつ混乱を招くイメージ群」に基づいていると主張した。また事態は、スー・チー氏はFacebook上に「捏造されたレイプ」というタイトルの投稿を公開するまでに行きついた。彼女は驚くべきことに、これまで十分に文書化されてきた少数民族ロヒンギャに対する組織的性的暴行に関する証言を退けたのである。

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( 翻訳者:木戸 皓平 )
( 記事ID:50814 )