国連総会議長:平和的な戦いが「二国家解決策」の実現を加速(3)
2021年05月21日付 al-Quds al-Arabi 紙
■国連総会議長が『クドス・アラビー』紙に:平和的な戦いの効果は二国家解決をより強く推進する(3)
【ニューヨーク(国際連合):本紙】
ボズクル議長は、緊急会議の冒頭で、数十年にわたりこの紛争が続いていることに言及し「現在中東で起こっていることは、新しいことではない。残念ながら、我々はこれまで何度もこの局面を経験してきた。パレスチナ問題は最も長く国連の平和及び安全保障のアジェンダに挙げられている問題で、国連の創設当初から存続しているものだ」と述べた。
議長は、占領地である東エルサレムを含むヨルダン川西岸地区での暴力と扇動を止める必要性を訴えた。そして「パレスチナ人が入植地の拡大により自分の家から追い払われるかもしれない恐怖に怯えながら生活するようなことがあってはならない。パレスチナ人をシェイフ・ジャッラーフ地区で家から追い払ったことは、国際法上の戦争犯罪に該当しうる。イスラエルの司法機関は占領地である東エルサレムに対していかなる権限も有さない」と言明した。
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( 翻訳者:谷崎優貴 )
( 記事ID:51099 )