レバノン:ジュンブラート党首が政府形成をめぐって繰り広げられる「演劇」を揶揄(2)
2021年09月08日付 al-Quds al-Arabi 紙
■国内の危機が継続するなか、ジュンブラート党首が政府形成をめぐって繰り広げられる「演劇」を揶揄
【ベイルート:本紙】
予定されているイランの燃料輸送船がいまだ到着しないなか、ガソリンやディーゼル燃料向け補助金が近々撤廃されるという言説に応じて、人々は「補助金カード」を確保するより先にガソリンスタンドへと殺到した。そして午後には、アラムーン地区のガソリンスタンド前で発砲を含む衝突が発生したと報じられた。
他のライフラインに関連し、レバノン食品輸入業者組合は民間部門の諸企業が被ることが予想される大規模食糧被害および巨大な損失について警告した。これは税関システムの麻痺や物流オペレーションを担うBCTC(ベイルートコンテナターミナル協会)の作業中断がもたらした、ベイルート港における全面的な業務停止に起因するものである。
レバノン食品輸入業者組合は声明の中で、レバノンの現状が「特に食料品に関連して外国との貿易循環を完全に停滞させ、港を経由した輸入業者倉庫、さらには市場に向けた食料供給を停止させることにつながるかもしれない」との懸念を表明した。さらに「これは食料安全保障が直面しうるもっとも危険な現象である」と述べた。
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( 翻訳者:木戸 皓平 )
( 記事ID:51330 )