シリア:控訴院がリフアト・アサド氏に対する第一審判決を支持(3)
2021年09月10日付 al-Quds al-Arabi 紙
■仏控訴院がリフアト・アサド氏に対して下され、拘禁4年を定めた第一審判決を支持
【ダマスカス:本紙】
リフアト・アサド氏は、組織的ギャング活動の一環としてのマネー・ロンダリング、シリアの公金の横領、脱税、家事労働者の違法雇用の疑いで起訴されている。
フランス司法当局は、トランスペアレンシー・インターナショナルと「シェルパ」(Sherpa)による告発を受け、2014年に開始した調査のなかで、アサド氏が所有する不動産のうち、パリ市内のシャトー2軒、アパート数十室、ヴァル=ドワーズ県内のシャトーおよび馬牧場、リヨン市内の事務所複数軒を没収したうえ、同氏が過去に不動産を売却して得た840万ユーロを没収した。
フランスのニュースチャンネルであるFrance 24によると、同氏がロンドン市内に所有する1000万ポンド相当の不動産も凍結されたという。また、これらの資産がパナマ、リヒテンシュタイン、ルクセンブルグにある複数の企業を通じて、リフアト・アサド氏やその親族に帰属しているという事実には注意を向ける必要があろう。
リフアト・アサド氏は、ダマスカス政権の支柱であり、国内安全保障のためのエリート部隊「革命防衛隊」の元司令官である。同氏は1982年、イスラーム主義者らがハマー市で引き起こした暴動の鎮圧に加わり、彼らを虐殺した。
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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:51366 )