シリア:リビアの元ナンバー2がリフアト・アサド氏を国外に脱出させるために2億ドルを支払ったことを明かす(2)
2022年01月12日付 その他 - Snack Syrian.com 紙


■リビアが30年越しにリフアト・アサド氏の出国において果たした役割の詳細を明らかにする

【スナック・シリアン・ドットコム】

ジャッルード氏が述べるところによると、シリアの首都ダマスカスで危機が生じているなか、その会合は一週間にわたって毎日続いた。リフアト氏はシリアを去るという考えや、同氏に向けられていた「サウジアラビアとアメリカ」の手先ではないかという疑いについて大いに悲しんでいたという。しかしジャッルード氏はというと、リフアト氏が仮にシリアを離れることになったのなら、同氏は手先などではなく、犠牲を払った者であり、愛国者となるだろうと考えていた。これは両者で繰り広げられてきた会話の内容から、ジャッルード氏が推察した内容だった。

ジャッルード氏は、このようにこれまで詳細が明かされてこなかったストーリーを紹介している。過去数十年の間、当時の危機の解決やリフアト・アサド氏のシリアからの出国をめぐってリビアが負った財政的な役割について多くの言説がまかり通ってきた。しかしジャッルード氏によると、同氏は2億米ドルの支払いと引き換えにリフアト氏をシリアから出国させる契約を同氏と結んだ。この支払いは48人にのぼった同氏の家族の安全を確保することが目的であったという。

ジャッルード氏によると、その後リビアがこの金額を拠出することによって、契約は締結された。こうしてリフアト・アサド氏はシリアからソビエト連邦へ、最終的には欧州へとたどり着くことができたのである。

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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:52193 )