シリア:米軍の秘密作戦部隊「タロン・アンヴィル」の詳細が明かされる(1)
2021年12月12日付 その他 - al-Souria.net 紙
■シリアにおける米軍の秘密作戦部隊「タロン・アンヴィル」の詳細が明かされる
【スーリーヤ・ネット】
『ニューヨーク・タイムズ』紙は、米軍が過去数年のなかでシリアとイラクにおける自称「イスラーム国」との戦争のために用いてきた「タロン・アンヴィル」部隊に関するいくつかの情報を掲載した。
同紙は同部隊を、イスラーム国の支配下にありその戦闘員らが活動していた諸地域に対する何万発もの爆弾・ミサイルを投下する役割を担っていた「米国の極秘戦闘セル」と表現した。
しかし現役あるいは退役済みの軍高官らや諜報局高官らによると、この秘密部隊は戦争に参画していない人々を殺害することによって、民間人保護のために課せられていた規則を侵犯した。彼らは「作物を収穫しようとしていた農民たち」、「路上にいた子供たち」、「戦闘から避難する家族たち」、「建物内に身を隠していた村人たち」を何人も殺害したのである。
同紙はタロン・アンヴィル部隊が民間人を多く殺害したことによってCIAは非常に狼狽したと報じた。
2016年から2018年まで、数百件もの秘密任務に従事してきた米空軍諜報部の元幹部は次のように述べた。「彼らは能率的であり、冷徹に任務を実行することにおいて良いものだった。しかし、彼らは同様に多くの悪い空爆を実施してきた」。
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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:52198 )