シリア:米軍の秘密作戦部隊「タロン・アンヴィル」の詳細が明かされる(5)
2021年12月12日付 その他 - al-Souria.net 紙


■シリアにおける米軍の秘密作戦部隊「タロン・アンヴィル」の詳細が明かされる

【スーリーヤ・ネット】

タロン・アンヴィルは、民間人を攻撃目標とすることを「防衛的空爆」であるとして正当化している。しかし米空軍諜報部の元幹部は同紙に対し「部隊が自身を防衛するための戦術をとった結果、多くの民間人が死亡するのを見た」と語った。

同元幹部によると2016年に、アレッポ県郊外に位置するマンビジュ市付近のオリーブ農園で作業を行っていた男性3人がタロン・アンヴィルによって殺害されたという。同元幹部は「彼らは武器を所有しておらず、いかなる戦闘の付近にいたわけでもなかった。しかし部隊は彼らが敵の戦闘員であると言い張り、ミサイルを投下して彼らを殺害した」ことを明らかにした。

同元幹部によると、タロン・アンヴィルは2017年6月、ラッカ市でユーフラテス川を渡るための臨時フェリーに搭乗していた数十人もの民間人を殺害した。同氏は次のように明らかにした。「部隊はこのフェリーが敵の戦闘員らを輸送していると言い張った。私が高解像度のビデオを見ると、部隊が多くの人々を爆撃しているのが見えた。これにより少なくとも30人の民間人が殺害され、彼らの遺体は緑色をした水の中に流れ込んだ」。

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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:52202 )