シリア:バイデン大統領にとってのシリア(4)
2022年01月19日付 その他 - al-Souria.net 紙
■バイデン大統領にとってのホワイトハウスの最初の一年..シリアにおける「枢要な」課題
【スーリーヤ・ネット】
しかしアントニー・ブリンケン米国務長官は昨年10月、米国はアサド政権による各国との正常化を支持するだろうとしつつ、唯一の条件、すなわち「政治的解決に向けた後戻りすることがない進展」が満たされた場合、自国が同政権に課している制裁を解除するとの意向を述べた。
バイデン政権の最初の1年のなかで、米国はトルコ、ロシアといったシリアで積極的に活動する二国家を含む2度の会談を実施した。バイデン大統領は昨年6月、同二国をジュネーブに招いた会談において、ロシア側のカウンターパートであるウラジーミル・プーチン大統領と面会した。その際もっとも顕著な議題となったのがシリアに関する問題であった。
その際、バイデン大統領とプーチン大統領はクロスボーダー人道支援、すなわち国境を越えるかたちで実施される人道支援に関する問題について話し合った。国連安全保障理事会では、ロシアはそれまで、「シリアの主権を侵害している」として同様の支援を阻止してきた。
同時期、米政府はシリアへの援助を目的として同国東部のヤアルビーヤ通行所を含む3つの人道的通行所の設置を求めてきたが、ロシアはこれを拒否し続けていた。
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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:52268 )