シリア:ロシア政府がダマスカス・リヤド間の仲裁を再開(3)
2022年01月24日付 その他 - Snack Syrian.com 紙


■ロシア政府がダマスカス・リヤド間の仲裁を再開…サウジアラビアが望むもの

【スナック・シリアン・ドットコム】

そしてUAEによる試みが失敗に終わったのち、ロシアのイニシアチブは通るか否かの狭間で試験にさらされることとなった。特に両国のイニシアチブがとられたタイミングの間に国際的な雰囲気に相対的な変化が生じていたことに加え、米国の政権が交代していたからだった。

複数の湾岸系情報筋はスナック・シリアンに対し、シリアとの正常化をめぐって2つの異なる意見が存在することを示した。すなわち、「一つ目に、ダマスカスをアラブの枠組み内に復帰させ、同国との関係を強化することでイランの影響力を減らしたいとするもの。二つ目に、ダマスカスとの関係強化を目的として、あらかじめイランの影響力を減らすべきと考えるもの」である。

ロシアのイニシアチブは、クウェートのアフマド・ナースィル・サバーフ外相が語ったところの、湾岸諸国の対レバノン・イニシアチブと時を同じくしてなされた。同外相は、レバノン情報相の職を辞したジョルジュ・カルダーヒー氏の発言に起因する湾岸危機が発生して以来、同国を訪問した初の湾岸諸国外相である。

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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:52366 )