シリア:ロシア政府がダマスカス・リヤド間の仲裁を再開(2)
2022年01月24日付 その他 - Snack Syrian.com 紙


■ロシア政府がダマスカス・リヤド間の仲裁を再開…サウジアラビアが望むもの

【スナック・シリアン・ドットコム】

さらに同筋は、このイニシアチブがシリアのアラブ連盟復帰を視野に入れているかとの質問に答え、その正確な趣旨について「イニシアチブはむしろ、リヤド・ダマスカス間の直接的な関係に焦点を当てている」と述べた。またシリアのアラブ連盟への復帰に関して、それがとん挫に終わった主な要因がカタールにあるとしつつ、イニシアチブが「同国を完全に拒否している」ことを明らかにした。

ロシア政府がリヤドに望んでいる展開は、以前にアブダビがダマスカスとの関係を復帰させ、大使館を開き、外交チャネルを再開したという一連の流れをそのまま再現することである。これ2019年にアラブの激情が高まるなかで発生したものであり、UAEにはまもなくバハレーンが続いた。オブザーバーらは当時、同様のイニシアチブはリヤドの合意、あるいは少なくとも、リヤドがそれを拒否しなかった場合でなければ起こりえないものだと考えていた。

当時、複数の外交筋がスナック・シリアンに対し「UAEはまずダマスカスに対するイニシアチブに同行するようサウジアラビア人の説得を試みており、第二段階では、同様のイニシアチブに追従するようサウジ政府の説得を試みていた。しかしサウジ人らは常に、物事の進展をゆっくりと見極める必要があった」と語っていた。

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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:52365 )