シリア:政府高官らが2021年に行った約束の数々(2)
2021年12月27日付 その他 - Snack Syrian.com 紙


■2021年における高官らの約束:経済的開放に向けた打開、インターネットの一年、小麦の一年…、2021年中に発されたもっとも顕著な約束の数々

【スーリーヤ・ネット】

2021年は、ハサン・カトナー農業大臣が約束したように「小麦の一年」となることが待ち望まれていた。しかし降雨量は低下し、約束が守られることを妨げた。状況は予想通り、国連の報告書が当年の小麦生産量の減少に起因するシリアの飢餓について警鐘を鳴らすまで悪化した。さらに同年はムハンマド・ラーミー・マールティーニー観光大臣の声明にしたがって、「可能の一年」になることが期待されていた。しかしほとんどのシリア人は観光について考える前にまず食べることができなかったので、約束は破られた。2021年は同様に、アフマド・ハーイクラタキア県通信局長の声明に従って、同県における「インターネットの一年」となることが期待されていた。しかし長時間にわたる停電はインターネット状況に重大な悪影響をもたらし、その使用は電力が供給されている数時間内に限られた。

ガッサーン・ザーミル電力大臣が昨年5月に「電力問題は夏までには許容可能な範囲に収まっているだろう。来年の冬の状況は前年よりも改善されることが予測されるが、供給は引き続き維持される」と述べたように、電力に関する誓約は常に高官らの声明に含まれた。これは制約というよりは単なる希望的観測にすぎなかったが、「欲張り」な国民は往々にして自身のなかに希望を抱くものである。そして必要以上の失望を覚える。

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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:52496 )