イスラーム国:イドリブ県でイスラーム国指導者カルダーシュが殺害された夜の詳細(2)
2022年02月03日付 その他 - al-Souria.net 紙
■スーリーヤ・ネットが周辺住民から「アティマの夜」の詳細を聞き取り:「道の住人と真夜中の訪問者」
【スーリーヤ・ネット】
沈黙を打ち破る騒音
低空域を旋回する軍用ヘリコプター2機に加えて、上空を飛行する1機の騒音が現場に轟いた。米軍が降下作戦を実施している間、アティマ村近郊地区で「ダイル・バッルート」通行所方面に伸びる道路沿いに立っている2樹のオリーブの間で、恐怖が近隣住民の心を支配した。そこには、自身の支持者らによって「カリフ」と呼称されていたアブー・イブラーヒーム・クラシー(アブドゥッラー・カルダーシュとしても知られている)が潜伏していたのである。
作戦が実施された建物の隣に住むアブー・ウマルさんは本サイトに対し、苛烈な夜の後に、「長期にわたる精神的ストレス」抱えてしまったことを心配していると語った。彼はいまだに身震いしていると述べ、次のように語った。「深夜0時を過ぎたころに突然発生した光景の恐怖から(中略)兵士らの展開、ヘリコプターの飛行音の爆音にいたるまで、まさしくアメリカ映画のようでした。しかしそれらは私の家から30メートルも離れていないところで本当に起きたことだったのです」。
一方ムハンマド君の家族は(事件の後)、尋問を終えた有志連合の兵士らが彼らに繰り返し伝えた「命を守るための」要請に応じて、同じ地区に住む長男の家に駆け付けた。こうした間にも、戦闘は米国軍と(ムハンマド君家族にとっては)未知の立てこもり犯らとの間で激しく燃え盛っていた。
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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:52512 )