シリア:シリア人児童を悪用して物乞いビジネスに手を染めるトルコの「マフィア」たち(2)
2022年01月09日付 al-Watan 紙


■シリア人児童を悪用して物乞いビジネスに手を染めるトルコの「マフィア」たち

【ダマスカス:本紙】

彼らギャングたちは、物乞いビジネスのなかでシリアの子供たちを悪用している。貧しい家庭から子供たちを誘拐あるいは賃借し、違法な手段によってイスタンブールに移送したのち、彼らに物乞いを強制させる。彼らはこのようにして毎月数十万トルコ・リラを稼いでいるのである。

ギャングたちが、子供たちを、自分たちの許可を得ないままにそこを出ることが許されない閉鎖された空間に閉じ込めていることは特筆しておくべきであろう。さらに一日の間で期待された分の収益を上げられなかった子供は殴打され、時として死亡することさえあるのである。

トルコ政権の警察組織は昨年中旬、イスタンブール市内(特に地下鉄、メトロバス、観光客が集中する地域など)で子供や女性たちを利用している物乞いネットワークを対象とした取り締まり作戦を始動した。このキャンペーンを通して31名にのぼる容疑者が逮捕され、子供12人が救出された。また彼らのアジトでは約7,000トルコ・リラ相当の硬貨が発見され、同様に発見されたスマートフォン複数機と銀行明細によって、ギャングのボスの口座に12万トルコ・リラが振り込まれていたことが明らかになった。

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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:52552 )