シリア:シリア人児童を悪用して物乞いビジネスに手を染めるトルコの「マフィア」たち(3)
2022年01月09日付 al-Watan 紙
■シリア人児童を悪用して物乞いビジネスに手を染めるトルコの「マフィア」たち
【ダマスカス:本紙】
さらにトルコ政権の治安部隊は昨年上旬、イスタンブールでシリアの子供たちを物乞いビジネスに参加させ金を稼いでいたギャングらを逮捕した。調査の結果、彼らギャングはイスタンブールでの物乞いビジネスを通して、9歳から15歳までの44人にのぼる子供たちを悪用していたことが判明した。
一方複数の反体制系ウェブサイトが報じたところによると、ドイツでは、シリア人難民が賃貸住宅を見つけることが難しくなっているなか、仲介人が個別の住宅を確保するにあたって高額の金銭を支払うことを求めているため、彼らは避難所(共同住宅)に集住することを余儀なくされている。またこうした状況は結果的に、シリア人難民がドイツ社会に統合することを困難にしているという。
ドイツ政府はシリア人難民が祖国に帰還することを妨げる政策の一環として、国家における新たな居住者の統合の重要性に注目している。この事実は、同政府の専門部門(室)の壁で最大の面積を占有する、(難民)統合に関連する「ポスター」によっても明らかである。これは到着した難民が初めて通される待合室で、彼らに対する受け入れの意思を表明することを目的としている。
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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:52553 )