シリア:「パンの帰化」メカニズムの旅路…サーリム大臣による拒否を受けたのちにダマスカス県における実施準備段階へ (2)
2022年02月20日付 その他 - al-Souria.net 紙


■「パンの帰化」メカニズムの旅路…サーリム大臣による拒否を受けたのちにダマスカス県における実施準備段階へ

【スーリーヤ・ネット】

「パンの帰化」メカニズムはこれまでの数か月間、複数の県で実施されてきた。しかし同メカニズムはその実施が承認される以前、多くの国民による不満に加えアムル・サーリム国内通商消費者保護大臣による拒否に直面してきた。

サーリム大臣の「パンの帰化」をめぐる変遷の発端は、同大臣が現在のポストに就く以前、同メカニズムに対する拒否を表明し、それを「ジョーク」と描写した時にさかのぼる。

サーリム氏は昨年8月2日、Facebook上の個人ページ上で、電力問題を解決するための提言を含む投稿を行った。同投稿は次の文章によって締めくくられている「パンの帰化、不正な配給、言い訳といった表現を採用するまでもなく、問題は支援の形態、遅延、遅滞にあることが周知である」。

その後、同氏が同月8日に国内通商消費者保護大臣のポストに就いてから数時間後、ハマー県、タルトゥース県、ラタキア県でパンの帰化メカニズムを廃止する決定を下した。

しかし新大臣となったサーリム氏は、わずか数時間後自らの決定を取り消した。また同氏はその際、「(自らの決定が)大統領の面前で就任宣誓を行う前に決定を下すことを禁じている憲法に違反するものだった」として自らの行動を正当化した。

(3)に進む

(1)に戻る

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:52747 )