イスラエル:ベネット首相がバハレーンを訪問、イスラエルは湾岸地域に「NATOのような」同盟の設立を目指す(2)
2022年02月16日付 al-Watan 紙
■ベネット首相が軍事協定を結んだバハレーンを訪問…イスラエル占領軍の戦略部門長は「北大西洋条約機構と同様の同盟を地域に設立する」ことを目指す…
【ダマスカス:本紙】
さらにベネット首相はカールマン少々の発言に対し次のようにコメントした。「我々はここ数年、アラブ諸国および非アラブ諸国との軍事協力体制を強化してきたが、我々が同一の脅威に直面していることを全員がよく理解している。それでは、それに歯止めをかけるために協働しない手はないのではないか?イスラエルは強く、頼るに足る存在である」。
ベネット首相は昨日朝、バハレーン王国への訪問プログラムの一環として、同国内のユダヤ人コミュニティの代表らと面会した。その際同首相は同国のユダヤ人コミュニティがユダヤ・アラブ間に和平合意を打ち立てるための(同首相の主張によれば)基礎的な土台を構成していると指摘した。
ベネット首相は先週月曜の夜、公式訪問の一環としてバハレーンに到着した。イスラエルの首相によるバハレーン訪問は、2020年9月に両国の間で、あるいはアラブ首長国連邦政府とイスラエルの間で米国の仲介のもとでの国交正常化合意への署名がなされて以来初となる。
2020年9月、バハレーンとアラブ首長国連邦は、イスラエルとの国交正常化を実現した初の湾岸2か国となった。占領政体はこの措置により、エネルギー資源に富んだ地域において前例を見ない前向きな足場を手にすることとなった。
この発表は、それが「イスラエル・パレスチナ間の紛争解決が占領政体との国交正常化の前提条件」と定めたアラブの合意への違反であるととらえたパレスチナ人たちの怒りを巻き起こした。
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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:52780 )