シリア:ダイル・ザウル県郊外で「シリア民主軍」の腐敗に抗議するデモが継続(2)
2022年02月24日付 al-Watan 紙
■ダイル・ザウル県郊外で「シリア民主軍」統治下のクルド自治区の腐敗に抗議するデモが継続…汚職の筆頭であった「農業開発社」の代表は逃亡
【ダマスカス:本紙】
引き続く抗議活動に先立ち、抗議者たちは一昨日、ダイル・ザウル県北部郊外の「マアーミル宿営地」の近辺に位置する「農業開発社」の本部を襲撃した。
彼らはその際、カーミシュリー市出身の自身の親戚らとの協力のもとで同社を率いるハムザの解任を要求した。ハムザは過去、自社の運営部門にダイル・ザウル出身のいかなる人間を加えることを認めず、代わりに自身の親戚でそれらのポストを埋めた。
アスル・プレスは、同社の本部が火曜日の夜に抗議者たちによって包囲されたのち、シリア民主軍傘下の治安部隊「アサーイシュ」部隊が、そこからハムザを非難させるよう動いたことを明らかにした。
さらに同サイトによると、複数の情報筋が(流布している)ハムザの逮捕に関する情報を否定したという。これに先立ち、ハムザが「闇市場における小麦粉の密売問題を筆頭とする、自身が関与した汚職ファイルによって逮捕された」との情報が流布していた。これまでハムザの汚職行為によって、パンへのアクセスにおける危機が引き起こされただけでなく、小麦の代わりにトウモロコシ粉を用いなければならないという粗悪なパン生産工程が余儀なくされていた。
さらに同サイトによると、ハムザは以前、大量の麦ぬかやその他の飼料を(事前に決められていたように)農民たちに割引価格で販売する代わりに、市場において高値で売りさばいていたという。
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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:52813 )