シリア:シリア国民評議会のスィーダー元事務局長が反体制諸派を激しく批判(2)
2022年02月24日付 al-Watan 紙
■「仲間うちの目撃者」が行う証言…アブドゥルバースィト・スィーダー「シリア国民評議会」元事務局長が「シリア国民連合」、「最高交渉委員会」を含む反体制諸派に対する激しい口撃を開始
【ダマスカス:本紙】
さらに、これらのプラットフォームに関して、「それらは党派主義や停滞性によって特徴づけられたプロジェクト群であり、各々が自組織の名のもとで後援を受ける各国家の経路に基づいて動いているだけにすぎない」と述べた。
スィーダー氏は「こうした状況を改善できる兆しは存在しない」としつつ、シリア国民連合やその他の反体制諸組織のなかで通常となっている「地位や特権をやり取りし合う」手法は、これらの組織に何年にもわたって身を置く何名かの人々の間でみられる「停滞性に彩られた相互の同盟関係」という形式に甘んじてきた当事者らが置かれている危機がどれほど深いかを示す好例であるとした。
同氏によると、こうした人々は現状においてなんら効果的な成果を生んでいるわけでもなければ、反体制派の構造内の行き詰まりを解消するための努力も払ってこなかったという。
スィーダー氏は、何名かの人物が、選挙による人選更新や正統性の付与を受けることなく、あるいは明確かつ説得力のある合意済みの基準に従うことなく、シリア国民連合のうちに残留し続けていることを批判した。また最高交渉委員会や制憲委員会が、各国の思惑や介入に応じて、「カット・アンド・ペースト」を行うことで形成されたと述べた。
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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:52820 )