シリア:軍がイドリブ県郊外で「ヌスラ戦線」の支配下に置かれている複数拠点を破壊(3)
2022年02月17日付 al-Watan 紙
■トルコ占領軍が「シリア民主軍」戦闘員13名を殺害したと発表するなか、シリア・アラブ軍は「ヌスラ戦線」の複数拠点および倉庫、市場を破壊…シリア・ロシア合同航空連隊は「イスラーム国」を爆撃
【ダマスカス:本紙】
シリア・トルコ間の国境地帯では燃料、武器、麻薬の取引が盛んに行われており、ヌスラ戦線の戦闘員らに近い複数の取引業者がそれら取引のほとんどを管理している。またそこで得られた収入は、それらの業者とイドリブ県内のヌスラ戦線上層部メンバーらの間で折半されるという。
一方クルド系ニュースサイト「ノース・プレス」が昨日、複数の地元筋を引用しつつ報じたところによると、ヌスラ戦線は数日前、イドリブ県郊外で自組織が管理する拘置施設内部で、60歳以上の高齢者(アフマド・ウマル・アッブース氏とされる)を処刑した。しかし同組織はアッブース氏に死刑判決を下した理由を明確にしなかったばかりか、同氏の遺体を家族に引き渡すこともなかったという。
トルコ国防相は「アナトリア通信」が掲載した声明のなかで、シリア民主軍の兵士13名が、シリア北西部でトルコ軍の占領下におかれている複数の地域(「オリーブの枝」地域あるいは「ユーフラテスの盾」地域と呼ばれる)に対する攻撃準備を行っている間に殺害されたことを明らかにした。
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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:52843 )