シリア:イスラーム国戦闘員の妻であったカザフ人女性はシリアで「地獄」を見つけた(2)
2022年02月06日付 al-Watan 紙


■「イスラーム国」戦闘員の妻であったカザフ人女性がシリアから帰国したのちにインタビューにこたえる。「夫はシリアで天国を見つけられると約束した、しかし私が見つけたものは地獄だった…」

【ダマスカス:本紙】

彼女は、自身をシリアに引き付けた要因が、単に思想だけではなく自身に与えられうる経済的機会にあったことを認めた。彼女は「私たちは聖地で暮らすことになる、という事実に魅了されていました。お金やあらゆる略奪品は毎月のように分配され、解放された各市町にある家屋や財産が私たちのものになるはずだったのです」。

しかし国連ニュースの報告によると、またアスィールさんが自分自身で思い出すかのように語ったように、これら全ての恩恵は主に男性たちを惹きつけたのだという。

アスィールさんがインタビューのなかで語ったことによると、彼女は南部と比べて宗教の影響力がさほど大きくないカザフスタン北部の平凡な家庭で生まれ育った。その後大学を卒業し、首都のヌルスルタン市に移住したのち、2013年にイスラーム教に改宗した。

彼女は当初、ヒジャーブを着けることで美しく見えると考えたため、その教義を気に入っていたという。彼女はその後、あごひげを蓄え、短パンを着た男性(宗教的過激思想の証)と結婚した。さらに彼女は自身が「真のムスリム男性」と結婚したと考えていたため、自身が夫にとって良い妻になろうと努力していたと語った。そして彼女は最終的に、夫からシリアへと「ヒジュラ(移住)」するよう説得されたのだという。

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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:52889 )