シリア:イスラーム国戦闘員の妻であったカザフ人女性はシリアで「地獄」を見つけた(4)
2022年02月06日付 al-Watan 紙
■「イスラーム国」戦闘員の妻であったカザフ人女性がシリアから帰国したのちにインタビューにこたえる。「夫はシリアで天国を見つけられると約束した、しかし私が見つけたものは地獄だった…」
【ダマスカス:本紙】
一方イスラーム国戦闘員らやその家族の出身各国は、彼らが帰国することを拒否している。それらの国々がシリアにおいて彼らに支援を提供していたにもかかわらず、彼らが帰国したのちに、彼らの「テロ行為」にさらされる事態を恐れているためである。
これまでに、カザフスタン政府は同国への帰還を希望する人々のために直行便を設定していたことがある。しかしアスィールさんがインタビューのなかで語ったことによると、彼女や他のカザフ人は、仮に自国に帰還した場合投獄されるのではないかとの恐れを抱いていた。しかし彼女はシリアに残り続けることはすなわち死を意味すること、またそこで生き続けたとしても、その暮らしは「地獄」であることを理解していたのである。
最終的にアスィールさんはダゲスタンやトルコ、さらには欧州各国出身の女性たちとともにシリアを去った。彼女自身はカザフスタン政府が組織し2度目の帰還プログラムによって、やっと自国へと帰還することができたのである。
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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:52891 )